世代なので「爆竜戦隊アバレンジャー 20th 許されざるアバレ」を観た

アニバーサリーの時のVシネ。
ハリケンジャーの10years afterを皮切りにメンバーを集められる目がある戦隊にはお馴染みになってきた。

個人的には再結集すること自体が目的になってて、(予算やスーツ残存状態とかの理由もあるとは思うが)スーパー戦隊の魅力である巨大戦がオミットされたりして残念な気持ちになることがままある。
最近だと「機界戦隊ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー」で1年間キラメイジャーと共に戦った魔進達に出番が無くてVシネの内容が面白かっただけにとてもショックを受けた。

そんな感じでVシネにはそんなに期待値は高くないことが正直なところで、以下にネタバレ有りで感想を書く。









シナリオは大体最初で述べたようなハラスメントを絡めたアバレることへの否定で、おおよそ予想通り。アバレる≠暴力ではなく挑戦という形で描いていて、当時小学生だった僕がおにごっこの時にアバレモード!って叫んでアバレンジャーに勇気をもらってがむしゃらにやっていたこととかも思わず想起したりしてわりかし綺麗にまとまっていたと思う。

アバレンジャー全員が揃って、闘病中の津久井さんもヤツデンワニとして出演してくださったり、鬼籍に入ったすーさんも写真を添えて健在であることを語ったり、何より当時子役だった舞ちゃんが大きくなってでてくれたりと20周年に期待する要素が詰まっていた。

壬琴さんの熱血キャラ化は、当時だったら許せないけど20年経った今もしあのまま死なずにアバレンジャーとして活躍していたらのifを観ているようでこう言った要素を楽しめることも周年記念作の醍醐味。

ただ、爆竜達は全然出てこずにアバレンゲッコーが巨大化した時もアスカさんが連れて来れないと言ったときはキラメイと同じくここがVシネの限界かと落胆したとのその時…







ダイのブレスからティラノ、トリケラ、プテラ、ブラキオ、トップゲイラーの懐かしい声が!!!!







無理だと諦めていた流れでの登場だったので思わず涙ぐんでしまった。
そのままみんなの力を受け取り超アバレマックスに変身。
個人的にアバレンジャーという戦隊のギミックとしての面白さはガオレンジャーの系譜からなる爆竜コンバインで多彩な力を扱うところにあると思っている。
それを感じさせるような力を貸してくれた各爆竜の技を使って巨大アバレンゲッコーを倒す様はまさに圧巻。
Vシネという限られた制限のなかで最大限観たいものを見せてくれてありがとう、ありがとう…

最後は当時の流れを汲むティラノの煽りを受けてからのED後Cパートオチの引きで懐かしすぎてまた泣いて笑ってしまった。

アバレンジャーという作品は鬱作品と評されることが多い作品だ。
確かにアスカとジャンヌの関係やアバレキラーの展開等ショッキングな話も多いがそれ以上に明るい話や展開も多く当時小学生だった僕はアバレる勇気をこの作品からもらっていた。そんなことを懐かしめる非常にまとまった20th作品だったと思う。

原作を知らないけどTHE FIRST SLAM DUNKを終映一週間前に観ました

 

 

THE FIRST SLAM DUNK

 

僕にとってスラムダンクは諦めたら試合終了や、最後は優勝しないで終わることと廃校舎に続きを書いたくらいのほとんどアメトーークスラムダンク芸人で得た知識が大半だった。

 

そういう訳で特に見るつもりもなかったけど公開前の下馬評を覆す高評価ロングランと、終映直前シアターで見れる最後のチャンスだと思いついにこの前IMAXで観てきました。

 

以下、ネタバレ有りで感想を綴ります。

 

 

 

 

 

 

噂で聞いたけどイキナリ原作クライマックスから始まってびびる。でも試合の合間合間に入るリョータの回想で彼の兄と母に対する想いを知り気づいたら前のめりに映画にハマり込んだ。リョータが秘密基地で泣くシーンは僕も一緒に泣いた。

 

リョータ以外の面子も少しだけだけどバックボーンが描かれたり推察できるような作りになっていって見終わった時には湘北全員が好きになれていた。

 

試合展開は意外とドラマチックにポイントを取るシーンは少なく山王が王者であるということが試合を見るだけでもヒシヒシと伝わってきた。CMで散々聞いた「ドリブルこそ、チビが生きる道なんだよ!」の流れが得点に繋がらないのは実にシビア…

 

臨場感ある描き方や展開も多くて桜木が机に突っ込んでスローになるシーンは映画館なのに思わず声が漏れ出てしまった。後、ラストの無音の中での試合は自分も呼吸するタイミングを見失って過呼吸になりかけた。

 

ラストに海辺で母親と兄の決着をつけてED後に家族写真をリビングに並べれるようになれたのが美しすぎた。最後まで泣かしてくれるぜ。

 

総じて原作ありきの作劇なのに原作を知らなくても楽しめるエンターテイメント性の高い作品だった。

 

この熱を持ったままKindleで全巻原作買おうとしたけどKindle化はしていなかった。どうしてKindleがないんだ!!!って5分くらい怒ってたけど冷静になっていきなり1万以上買い物すると破産してたので助かった。